映画を見たカタコト感想とつきだし

世界を守ることで元の世界を取り戻してハッピーエンドだった物語は終焉を迎えている。
主人公が自分の欲望のままに望む願いを叶えたとしても罪も罰も不明なまま世界はどうであれ進んでいく。

世界は自分の心に酷似してる。
社会と個の対比なような。
何に神を見出すか、神という存在は情報と思考、体験によりけり。

世界の変化に馴染まない思考。
それは社会がハッキリと指し示してる。
世の中はグラデーションでできてる。
朝と夜、春夏秋冬、若さと老。
時間の中で経験と情報と思考が連れてってくれる。変化の先へ。社会と個人を。

けど、グラデーションという発想や表現も古いかも知れない。
ハッピーエンドもバッドエンドも無い終わり。ニューエンド。

社会の在り方が社会の中にいる個によって問われている。
断絶も拒絶も迎合も排他も新しいそれを求めてる。

腐海が尽きる場所に私は行けないけど。
今を生きる。
価値とは何か。意味とは何か。


***   ***

録画してた天気の子を観た。
主人公の若さの力(個)、それを取り巻く大人と社会、その馴染めないお互いは溶け込むことなく、距離を保つことで物語に成っていくのかもしれない。
社会は個があることで社会たらしめてる。

ん???
自分で言っててちんぷんかんぷん。

決める
選ぶ
って事が際立つ時代になってきた気がする。現実社会で。

それが多様性ってことなんかもしれん。
受け入れる事も受け入れないという事も選んで決める。みたいな。

暗黙の了解の消失、もしくは新しい暗黙の了解の始まりかも。

選んで決めるのは情報と思考と経験がものを言うから時間で他者、或いは社会に切り捨てられたりするかもしれんけど、それも選んで決めなきゃならない。

けど、距離があるから侵害(攻殻機動隊的に言えばゴーストハック的な支配や干渉、束縛など)されることはない。

選んだそれも社会を二分するぐらいの単純な区分けにならない。
賛成の中にも色んな意味の賛成があるだろうし、反対にもしかり。
個が2種類に分けられるはずがない。
もうひとつ襖を開いて奥に行かないと。
どうして反対なのか賛成なのか。
そこを知りたいし掘り下げたい。
賛成反対って言う端的な表現だけど、行動原理ってことかな??

って何かこれ書いててたどり着いた。
推察するだけではもう追いつかんじゃろ??

便利になって時間は余ってるはずなのにそういう込み入った内容は全然知ることが出来ない。

要するに天気の子とても感慨深い作品だった。
ネットで読んだ他の人の感想文も含めて雨音みたいに余韻に揺れています。

時間も時間なんでこの辺で切り上げます。

静寂の常夜灯

covid-19をきっかけに書き始めた走り書き

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